「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」 井中だちま

 

本書は初めて買った本格的なラノベです。

勝った動機としては読書家を気取る者の務めとして色々なジャンルの本を読まねば!という気持ちが1割、異世界ものに興味があったのが2割、お母さんがかわいかったのが7割といったところでしょうか。

 


近頃異世界ものが流行っている気がします。

「異世界居酒屋のぶ」や「転生したらスライムだった件」が有名です。

どちらも知らない方は多いかもしれませんね。と言う僕も異世界ものはあまり読んだことがないので、詳しくはないのですが、本書を読んで異世界がとても愉快なところだというのは想像できました。

 

主人公はネトゲにはまる高校生の大好真人(おおすきまさと)、ある日念願だったゲーム世界に転送されるのだが、なぜか母親の真々子(ままこ)もついてきた。

異世界で冒険する話は多いが、母親と一緒というのは珍しい。と思う。真人の恥ずかしさは僕もかつては中学生だったからわかる気がする。

異世界転送をちょっと細かく説明すると、体はパソコンの前、精神だけゲーム世界に転送となる。

ゲーム世界で食事をすると肉体へ栄養がいくのは都合のいい設定だが、真人が楽しそうなので良しとしよう。

 

本書の最大の特徴はついてきたお母さんが息子大好き❤なこと。

そして二刀流で二回攻撃で全体攻撃で、最強!

戦闘では息子の活躍を許さないので真人は勇者なのに出番がないこともしばしば。

しかも真々子
しかない能力もたくさん(暗い洞窟で光ったり、膝枕でモンスターを眠らせたり)で、真人を呆れさせる。

 

他にもお母さん面接や無意味なお色気シーンなどをユーモアたっぷりに描いてあります。

段々と増えていく愉快な仲間たちも面白いです。

そしてたまにくる親子の絆による感動も特徴的。

このお色気シーンで僕のリアリティセンサーが発動してしまうのだが、真人と真々子が一緒にお風呂に入るのは「家族だもん。当然よね。」ということから、まぁ分かる。

しかし、他の女の子も真人と一緒にお風呂に入るのはうらやましい。じゃなくてありえないのではないかと思ってしまいます。。

それでも、きっちりとお笑いにして落としている。その辺りはラノベにしかできない技術のように感じました。

 

たまにはこんな本で難しい本の合間を繋いでみてはいかがでしょうか。

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