日々の読書のおともにどうぞ

僕がおすすめする小説やエッセイなどを思うがままに紹介していきます。
書籍が映像化した時のドラマや映画などの脱線話も多いです。

サスペンス

「WOLF ウルフ」 柴田哲孝

動物パニックものはとても好きなジャンルです。

以前に柴田哲孝さん著の「TENGU」について書きましたが、これは犯人の正体を人に言いたくなるランキング(僕が作ったランキングです)第1位でした。

TENGUでは道平という記者が主人公でしたが、道平は有賀雄二郎というルポライターに犯人についてのヒントをもらっています。

本書はその有賀雄二郎が主人公です。彼にはたくさんの動物パニックを解決させた実績があるとして、ウルフ事件にも駆り出されます。

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最恐のドンパッチ「ゴルゴタ」 深見真

「ゴルゴタ」 深見真

本書は2010年に発売されましたが、重版し続けて、赤字が目立つ帯で「手加減一切なし!」と大きく書かれているものが未だに売れ続けている本です。

そこには国家VSたった独りの日本人ともあることから、僕は勝手にリーガルミステリーを想像していました。

章の始めには聖書の言葉が引用されていて、タイトルとも併せて厳かな雰囲気を醸し出しています。

第1章の言葉は《剣で殺されるべき者は、剣で殺される  新約聖書「ヨハネの黙示録」》でした。

殺すだの剣だの穏やかじゃないですね。

物語も穏やかじゃありませんでした。

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「土漠の花」月村了衛

突然ですが、僕の理想の顔ははディーンフジオカさんです。渋くかっこよくなりたいですね。

2021年のなりたい顔はディーンフジオカさんで行かせていただきます(^^)

僕のなりたい顔は高橋一生さんとディーンフジオカさんを行ったり来たりでごちゃごちゃしてましたが、ディーンフジオカさん一本で行かせていただきます(^ ^)

 

さて、本の話ですね。関係のない話をながながとすみませんでした。

本書は《なりたい男の姿がそこにある!》サスペンスでしょうか。最初の雑談はここで繋がります。

この考えは古くて差別的だと言われてしまいそうな時代が迫ってきていますが、戦場では女性は守られるべき存在だと思います。

そこに瞬時に命を賭けられるか。が本書のテーマだと感じました。

 

舞台はソマリアの紛争地帯です。

国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達のもとに、命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まります。

本書は日本推理作家協会賞を受賞しています。推理のシーンはないのですが、勢いで受賞したのでしょう(^^)といってはしつれいですね。

でも、それほどの名著でした。

 

見どころは多すぎて語り尽くすことは難しいのですが、魅力的なキャラクター達は外せないですね。

陸上自衛隊のメンバーの7人達にはそれぞれストーリーがあります。

リーダーはメンバーのそれぞれの生存を計算しないといけないし、人を殺した経験のない自衛官は人を殺してしまったあと、パニックになります。

パニックになった人は仲間を殺すかもしれません。ならばとその仲間を先に殺すことさえも考えなければなりません。

 

逃げ込んできた娘・アスキラは全てを語りません。ただ、助けてくださいとだけ言います。この方はズルい美人ですね。敵か味方かも分からないような人を助けるなんて……。

僕だったら即答で「うん。助ける」と答えるところですが、彼らの任務は別にあります。1番避けなくてはいけないことは隊の全滅です。

隊員同士でも意見は割れます。助けるべきだ!いや、追い出すべきだ!

 

彼らの出す結論は、自分達の誇りを大切にするもので、危険地帯を脱出するための作戦は覚悟を決めた男達でないとできないものでした。

血生臭いシーンは少なく、それでいて、ドキドキするシーンは多いので、特に男性からは大人気の一冊です。

安保法や銃の名前などの難しい話もありますが、分からなかったら飛ばして読むことがおすすめです(*゚▽゚)ノ

土漠の花
月村 了衛



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